熱帯日夜夢日記

カマンクリスナ店主のきまぐれ日記です。

 これまでの8年間、私は熱帯にいた。
現実でありながら、何故か白っぽい夢の中のような、
そして、とても人間臭いようでいて
理想の中に生きてきた。というか、生かされていた。
これからのことはわからないけど、
「こんな感じ」がこれからもずっと好きであるような気がする。

わざわざこのページを開いたあなたなら、この感じ、きっとわかるでしょう・・・?

バリのこと、踊りのこと、日本のこと、犬のこと、日々想うこと、なんでも書いていきます。
よろしかったら読んでくださいね。
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2005年5月31日(火)
5月も終わりですね・・・

これはバーベナという花の一種です。
なんともいえない淡いオレンジ色に惹かれて買いました。
花にそれほど詳しいわけではないのですが、この日本の四季に触れて、
Musim bunga(ムシム・ブンガ=花の季節)を楽しむようになりました。
熱帯の国には季節が2種類しかありません。
Musim Hujan(雨季)と Musim Panas/Musim kering(乾季)の2種類。
文字通り雨の季節と暑い季節、でも雨季といっても日本の梅雨のように
一日中シトシト降るのではなく、いわゆるスコールですね、一気に
バケツをひっくり返したように降り、カラッと止む。反対に乾季は空気は
乾き、風の強い日が続きます。と、当然咲く花も一年中対して変わらない。
いつしか時間がわからなくなるんですねぇ、だからのんびりしちゃうのかも。
それに比べて日本は厳しく辛い冬を越え、梅が咲き、桃が咲き、桜が咲き、
ハナミズキが咲き・・・・空気からも季節を感じ取ることができますね。
熱帯の花々も生命の象徴であるかのように鮮やかで、力強くて美しい、
私も大好きですが、日本の花々のように耐えて咲く、秘めた力強さとは
また一味違います。
また5月も終わり(書いてる間に日付かわっちゃった;;)、花の季節も
終わっていきますが、そろそろ夏が来ますね!
夏はやっぱり踊りの季節、(って我々踊り手だけかな、そんな風に感じてるのは)
また色々イベントが行われます。
それはまたおってお知らせいたしますね☆

2005年5月28日(土)

ありがとうございます!

カマンクリスナがなんとなく(!)オープンしてから早2週間くらいがたちました。
で、お蔭様で先日初めてのご注文をいくつか頂きまして、無事発送など致しました。
ここまでこれたのも至らない私を様々角度から支えてくれる友人達、
家族のおかげです(涙)


当サイトはインターネットショップでありながらその手法はかなりアナログ的、
注文メールがお客様のPC環境によっては送りづらいなど、色々とご不便な
点も多々ありますが、お客様がたの慈悲深いご理解によってなんとか成り立って
おります。
わたし新米店主の技量の範囲ではございますが、改善できる点は改善し、より
快適にお買い物いただけるようにガンバルしだいです。

また、「ジュエリーのページが工事中で残念、待ってま〜す!」
などのお問い合わせ頂き、ほんと、うれしいです!
こうしてネットショップを介して知らない方々、本来なら知らずに通り過ぎて
行く方々とお話したり、お近づき出来るのは大きな喜びです。
下手でも何か頑張っているといいことってあるもんだな〜
としみじみ感じたりします。


まだまだ半人前にのカマンクリスナ&店主、これからも精進してまいります。
どうぞよろしくお願いします!

*あ、先日の満月ライブ、力出し切りました。の為、なんかしばし放心状態でしたが、
ライブは温かいお客様に囲まれてとても楽しく、充実したものとなりました。
チプタ・ブミさんの報告によると4万6千円の収益金すべてを無事にユニセフに
送金されたとのことです。おいでくださった皆様、本当にありがとうございました!

2005年5月22日(日)

素敵なマイ・バナー!

 この我がショップの為のバナー、見てください!とっても素敵でしょ?
私の友人であり、踊り手であり、バリものショップサイト・「Jegeg Bagus
の管理者である
Riekさんがご好意で作ってくださいました。
Riekさん、ありがとう!
自分じゃぁ、なかなかこんなに素敵なのできませんです。

世の中には、自分よりもいろんなことに長けている方がいるものです。
見習わなきゃいけません・・・


カマンクリスナは基本的にリンク・フリーとしたいと思いますが、
リンクされたい方はご一報いただけるとうれしいです。


<お知らせ>
明日はプルナマ(満月)。「チプタ・ブミ・満月ライブ」
登戸、アリエルダイナーにてあります。皆様にお会いできること楽しみにしております!

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2005年5月18日(水)

満月 5月23日

 バリでは満月の日や新月の日に、必ず宗教的祭儀が行われます。
バリの満月は明るい。その明るい夜道を恋人や友人とボンチェン
(バイクに相乗りすること)してプラ(お寺)に向かいます。それが何とも
楽しそうなんだな。若い恋人達、特に女の子達はこのような祭日は
唯一、親公認で夜中に外出できるという、ラッキーな日でもあります。
私なんかはせいぜい舞台があったりして、ヘトヘトで帰る道すがら、
綺麗に正装した子達が(ヘルメットもなし。正装のときはヘルメットなしが
許されています、もちろんお巡りさんだって公認!)、

楽しそうに行きすぎる姿を「ちきしょう〜楽しそうじゃないか〜」
と、よく羨んだものです。


 日本でも満月の夜は綺麗ですね。明るくて、すがすがしい気持ちにしてくれます。
アリエルダイナーというレストランが、小田急・JR登戸駅に近くにあります。
こちらでは毎月満月の日に「満月ライブ」という、ディナーライブを
催していらっしゃいます。
 そこでワタクシも
チプタ・ブミさんにお誘い頂き2曲踊ることになりました。
このライブの収益金は
スマトラ沖地震被災者の救援金として募金されます。
 満月のすがすがしい夜に、夜空を仰ぎながら
アリエルダイナー
遊びにいらっしゃいませんか。
月光から、そしてバリの見えない力から、いつもと違う夜を感じられるはずです。

ライブ詳細はチプタ・ブミさんのお知らせページへ

*画像の踊りはチェンドラワシ。極楽鳥の求愛を表現した踊りです。

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2005年5月17日(火)

冒頭で毎日日記を書きます、とお約束したわけではないのですが、
なんとなく毎日書いてしまっている自分・・・
悪くはないのですが、後が怖いですね〜
だって後になってまめに書いてたのは始めだけ!なんて言われることになりそうな
気がしなくもないですから(^_^;)。

それはさておき、画像は貝です。バリの海で拾いました。
苦いやら甘いやらの思い出とともに向こうに置いてくるべきかとな、と悩みもしましたが、
あまりに完成度が高く、素敵な貝なので連れてきました。
白地に紺の日本的とも言えるバティックの上で、まるで自然に海岸に
打ちあがったかのようですね・・・。
バリのものはバリのものに、やはりとてもよく似合います。
 こういう小さな風景のまわりって、ちょっとした癒し系の空気が漂うと
思いませんか・・・?

今日の日記には落ちがありません、あしからず。

注:昨日チプタ・ブミについての書き込みでエキサイトしすぎた為?

2005年5月15日(日)

・・チプタ・ブミ第一回発表会を観て・・

 昨日に引き続き、今日のお題もチプタ・ブミです。
朝早くから小泉ちづこ氏始め、スタッフの方々はもちろん、生徒さん方も
みな揃い、準備にかかりました。
何しろ生徒の皆さんは初めてバリ舞踊の舞台を踏まれる方ばかり。
中には初めて3ヶ月という方、男性の方、少々年配の方もいらっしゃいました。
でも、ちづこ氏の人徳か、強力なバックスタッフ・入念な準備とリハーサルにより、
発表会は大成功のようでした。
 生徒さん方の一生懸命、そして緊張しながらも楽しむ姿に、私も初心に
帰らされる思いでしたが、なんといっても今日のワタクシにとって、
一番印象深かったのは、先生であるちづこ氏の踊るその姿勢でした。
 彼女は今日の日に「マルガパティ」という踊りを選曲しました。
それは彼女がもっとも得意とする踊りであり、なにより本人が「大好き!」と言っている一曲です。
私はあの間(ま)の長〜い踊りを一向に覚えられず、早く終わって・・
といつも思うばかりでしたが、その私を、今日のちづこ氏は釘付けにしてくれました。
これまで何度も一緒に舞台を踏み、繰り返し見てきた彼女の踊り。
でも今日は何か、オーラが違う。
やはり彼女が1年間指導する者として、責任を持ち、多くの生徒さん方を
導いてきた、その苦労の歩みが彼女にオーラをまとわせたのではないか。
見えない力、自分を上回る力でありながら、
その踊り手を引き上げるなにか、これをバリではTaksu(タクス)といいます。
何かそれに近いものを彼女は得ていたように思いました。
 感動という感情は、人にまた力強く生きる力を与えてくれるとつくづく思いました。
技巧ではなく、表現だけでもなく、その人間の積み上げるもの、
中身が人を感動させ、また生きる力を与えるのではないでしょうか。
そしてそれはまさに、ちづこ氏が常々口にするメッセージのひとつでありました。
 我々踊り手にとって、バリ舞踊を踊ることは、それを実現させるのにもっとも
近いやり方なのだと、またバリ舞踊の奥深さを見た気がしました。
チプタ・ブミの皆さん、ほんとにお疲れ様でした!そしてありがとう!

*画像はマルガパティのグルンガン(頭にかぶる冠)。

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2005年5月14日(土)

チプタ・ブミ 第一回発表会 明日にせまる! 
於:相模大野グリーンホール相模大野 多目的ホール

バティックを知る方ならバリ舞踊もきっとご存知ですね。
実はわたくし、店主もバリ舞踊の踊り手のハシクレであります。

「踊り手」という言い方は私のレベルでは、大変おこがましい気もするのですが、
他に呼びようが
あまりないのでそう呼ばせていただきます。
ま、ワタクシのことはさておき、きょうは現地留学当時から現在に至るまで
私の大切な友人のひとりである、
小泉ちづこ氏のお話です。
彼女は私と同様、バリの大学で学んだ後、帰国してご自分の主宰するお教室やカルチャーセンターでの講師、公演・舞台などの活動を意欲的に行ってきました。
その地道な努力・パワーは計り知れません。ほんとに努力の人です。
というと、彼女は決まって「大げさですぅ〜!」と笑いますが、近くで見ている私には
その雑草のように(失礼ですね!)根を張る強さに驚き、私もこうしちゃ
居られないと
脅威すら感じてきました。
そのまさに「大地の実り」=「チプタ・ブミ」のような
力強さが
彼女の最大の魅力でもあります。

そんなちづこ氏が「自分のバリ舞踊の足」で立つことに挑戦し始めてから
はや1年が
経過し、明日の第一回発表会に至ることになったわけです。
私も舞台裏のお手伝いをさせていただきますが、
とにかく本当におめでとうございます。

あした頑張れ!
(*写真は小泉ちづこ氏)

チプタ・ブミへのリンクはこちら

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2005年5月13日(金)
Kamen krisna 

 今晩はカマンクリスナの店名の由来についてお話します。
正しくはカマン・クリスナと分けて書き、このクリスナというのはいわゆるヒンドゥー教の神様のひとり、クリシュナのことです。このクリスナがインド及び、バリヒンドゥー教においてどのような神様であったか、それはそれはとても興味深いお話なんです
が、話せばなが〜い神話になりそうなので、今回は止めておきましょう。

クリスナは牛追いであり、笛吹きであり、そしてなんと言ってもとっても魅力的な男性だったのでした。
そしてラマヤナなど、その題材のおおくをインド神話からとるワヤンクリッ

(インドネシアの影絵芝居)の欠かせない1キャラクターであります。
このカマンクリスナのトップページに出てくる画像のクリスナは、まさに
そのワヤンクリッで使われるパペットなのです。
クリスナが身にまとう虹のように美しいカイン、そうです、この腰巻をカマンといいます。Kain/カインは言うなれば「布」、対してKamen/カマンは「腰巻・腰布」という意味合いになるようです。
この美しい若きクリスナがまとう虹色のバティックと宝飾品に私は恋しました。
ついでに、クリスナがあらわされるときのキャラクターカラーはこの薄い青緑色
(甕覗き色)
が、これまた私は大好きなのです。
というわけで私がお店を開くなら絶対この美貌の神様、クリスナに看板息子(?)になっていただこうと思ったわけです。
神様を看板にするなんてハーレークリスナ(クリスナ教)の方々からお叱りを受けそうですが、そこはヒンドゥー教、陰と陽、黒と白が相互あいまって、ともにこの世界のエネルギーの根源であるという考え方ですから、きっと
許してくれますよね???


最後に、この素晴らしいパペットを作ってくださった私の大切な心優しき友であり、才能あふれる演奏家、コマン・アリッに心からの感謝を!Saya selalu ingat2 ttg Kmg, waktu saya lihat ini!


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